ジャック・レナー・ラーセンのファブリック見本帳その2です。
その名は「ステンシル」です。
ステンシルと言えば、型紙やテンプレートを使って描いた文字や図形のことを言います。
それをイメージしながら見てまいりましょう。
サンドベージュの麻の無地にコットンのテープが縫いつけてあるストライプ柄
珍しい生地です。
ベッドスプレッドやクッションにするとナチュラルでインパクトもあって面白いです。
テープの色の組み合わせで、表情が変わります。
次に大きなチェックのような幾何学柄「PUZZLE(パズル)」です。
ジグソーパズルのピースの様なデザインが印象的
素材は地が麻、色のついたところがナイロンになります。
レッドにブルー
とてもポップで楽しいインテリアを演出できます。
麻の地に刺繍でロープで作った様なループが描かれているデザインです。
麻の色は少し暗めな印象を持つ方もいらっしゃいますが、
コントラストのある色が入ると、派手すぎずいいバランスで華やかになるものです。
直線的な幾何学柄が印象的な「RETRO(レトロ)」です。
素材はコットンメインでポリエステルで柄が描かれています。
まさにテンプレートで引かれたようなデザインです。
大きめなドーナッツ型のデザインが特徴の「ABSOLUTE(アブソリュート)」
麻の地に起毛した生地が載せてあって刺繍で留めてあります。
とても手間が掛かっている生地です。
4色の生地共、ドーナッツ型の起毛生地は地の色と同系色が載せられています。
派手さはありませんが、
光沢感があり
照明の加減で明るく光ったり、濃い色になったり、さまざまな表情を見せます。
サークルが重なった定番のデザインです。
刺繍の白い糸が明るい地の色に品良く映えています。
素材はコットン&麻がメインでポリエステルを含みます。
2本のリボンが交互に絡み合っている様なデザイン
離れて全体を見ると数珠つなぎのようにも見えます。
素材はコットンと麻が半々くらいですが、
地は薄めで光沢感がありエレガントな印象を受けます。
ホワイト地に黒のリボンはかなり大胆でインパクトあり。
民族的な雰囲気も感じますね。
アクセントとしてクッションやベッドにも、パネルにしても面白そうです。
木の幹や枝のシルエットが描かれたデザイン
この生地の名前がなかなか秀逸で、
その名も、 「WIND(風)」 と言います。
なんともアートなタイトルで素敵です^^。
流れるようなリボンがつくり出す幾何学模様はどこまでも切れることがない・・・
生地名も「INFINITY(無限)」
素材は100%麻の生地です。
シャープかつモダンな空間にこの素材感とデザインがとてもよく合いそうです。
是非カーテンにしてみたい!
最後に、コーヒー豆袋を連想させるデザイン
その名も 見本帳のタイトルと同じ「STENCIL(ステンシル)」です。
素材は100%に近いくらい麻で占められています。
冒頭で書きました
「ステンシルとは、型紙やテンプレートを使って描いた文字や図形のこと」
想像しながら見て頂けましたでしょうか?
見本帳タイトル通り
テンプレートで描かれたようなイメージのデザインが多かったように思います。
ラーセンの特徴である
ナチュラルな素材感を全面に出しながらも大胆かつ繊細なデザインの魅力が
堪能できるコレクションであります。
ラーセンのファブリック「STENCIL」でした。