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『被災地へ・・・』  ~被災者のみなさんに元気よとどけ!

被災地は雨の影響は大丈夫だろうか。

 

東日本に台風が行かなくてホッとしている小司博基です。

 

「被災地へ・・・」の最終回

避難所への炊き出しボランティアについて書きます。

 

 

今回の目的がこの炊き出し。

被災者のみなさんに 美味しい名古屋めしを食べていただき元気になってもらおう!

というテーマでした。

 

炊き出しは夕食16時から。

朝から準備を始めたのですが

私はボランティアセンターの洗濯機のメンテナンスで

急遽、七ヶ浜町ボランティアセンターへ向かうこととなりました。

 

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七ヶ浜町ボランティアセンター

 

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学生から団塊世代の方、このように海外の方までいろいろなボランティアでみえた人達がいらっしゃいました。

活動から戻ってこられた方々はみんな全身泥だらけで、大変な作業が思い浮かばれました。

 

 

センター周辺は仮設住宅建設ラッシュ、

もう入居されている棟もありました。

 

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ここは今まさに建設中の仮設住宅

珍しく木造の住宅です。ここを請け負うことになった建築屋さんが木造建築しかできないということで

木造になったとか・・・。

 

 

センターの管理者の方に

「今おもしろい試みをしています」というお話をいただきご案内してもらいました。

それがこれ

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被災者含む中・高校生が仮設住宅の表札を手作りで作っているとのこと。

 

この表札の木は、被災者それぞれの流されてしまった家の基礎柱を切り取って加工したものだそうです。

それを使ってひとつづつ気持ちを込めて、名前を下書きし、削ったり、着色したり、

とても真剣に、また嬉しそうに仕上げていました。

 

できあがったのがこれら

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世界にたったひとつだけの表札です。

きっと住居者の方にとってかけがえのない宝物になりますね。

 

 

 

さて、

午後一に炊き出し準備を進めている香積寺に戻りました。

 

名古屋めし炊き出しのメニューは

ひつまぶし・味噌おでん・プチトマトにデザートのみかん 

 

準備は難航していました・・・。

 

 

 

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うなぎが網にこびり付いてうまく焼けない!

予めタレに漬けてあるうなぎはタレが粘着して焦げてしまうんですね。

 

これでは時間にとても間に合わない!

ということで探し出してきたのが

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大きな鉄板です。

本当は炭火と網で焼きたいところですが、とっても無理

鉄板をもうひとつ増やして急ピッチで焼いていきました。

 

 

こうして遅れること約30分

避難所の飯野川中学校へ

 

大なべにおでんも準備できました。

 

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屋外の大なべから小さい入れ物に移し、避難所の中へ運びました。

 

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ひつまぶしとデザートのチーム。大慌てで取り掛かっています。

 

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手前は味噌おでんチーム。

 

約250名分を用意し、

慣れない作業ながら無事配給スタート。

 

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味噌おでんも見た目に美味しそう!

 

八丁味噌を食べたことがない方々ばかりでしたが

みなさんに「おいしい!」と言っていただけました(嬉)

 

また、精のつくうなぎのひつまぶしも大好評でお代わりの方もつぎつぎと。

 

お鍋やタッパーをもって明日の分をと、キープされる方もいらっしゃった。

それでも少し余ったぐらいでしたが、

ほとんど食事は予定分を捌くことができました。

 

その後

避難所の子供達に駄菓子とネックウォーマーのプレゼント。

 

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子供達の元気な姿にホッとしました。

 

 

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避難所の中のリーダー!?

常にみんなを勇気付けてるムードメーカーの女性。

避難所の皆さんの注意を我々に引いてくれて

最後の挨拶をさせていただきました。

 

 

 

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帰るところ、皆さん外まで来てくれて、私達ひとりひとりに向かって

 

「ありがとう。美味しかったよ!」と笑顔をみせてくれた。

最後は大きな拍手で見送っていただきました。

 

私達の活動が報われた瞬間でした。

 

 

実際避難所の風景を目の当たりにしたときは

現実の本当の厳しさを知りました。

モニター越しからでは伝わらない空気感、思いを感じました。

本当に皆さんこれ以上頑張れないほど頑張っていますが、

笑顔で助け合ってみえるのに感動いたしました。

 

この日は、ラーメンの山頭火さんも炊き出しで来ていました。

週末はボランティアの炊き出しが来てくれる。

 

しかし、平日の炊き出しがない日は

いまだに夕食の配給は おにぎり2個 なんだそうです。

 

本当に大変な生活を送ってみえます。

まずは早くプライベートが保たれる場所へ移してあげたい!

そして毎日満足な食事を摂っていただきたい!

こう切に願った今回のボランティア活動でした。

 

『東日本大震災』

 

あまりに甚大な災害であって

被災地、被災者が落ち着くまでは相当の時間と費用がかかります。

今回の被災地入りで

対岸の火事ではなく我が身に関わることとして捉えることができました。

これからも日本人として被災地復興に向けた

直接的または間接的支援を続けていくことをお約束いたします。

 

ありがとうございました。