今日は午前からまとまった雨が降っています。
草木はきっと喜んでいますね。
こんばんは、小司博基です。
宮城県石巻市の被災地へ、その2です。
私、ボランティアで伺いましたが
大変恵まれた環境で寝泊りさせていただくことができました。
石巻市にある1747年にできた香積寺(こうしゃくじ)という曹洞宗のお寺で
食事も布団もご用意いただきました。
境内へ続くきれいなアプローチ
屋根は全て銅板! 立派なお寺でした。
このお寺の住職は今回の震災ボランティアの協力に大変ご尽力されている方でして、
遠方からボランティアにみえた方のお世話も積極にしてみえると伺いました。
ここで出会ったボランティアでみえていた7名の男性。
最初被災されてお寺に住み込まれている方々なのかと思っていました(笑)。
夕食の準備をまるでお寺の人のようにてきぱきこなしていて、元気に挨拶されて。
ともに食事をいただいたときにお話しすると
「城南信用金庫」の人たちということが分かりました。
ボランティアで1週間来ているところだと言われました。
最初はへえー って話を聴いてたのですが
だんだん
城南信用金庫・・・・・・すごすぎる
になってきました。
こんな凄い銀行があるんだ と
城南さんは
震災以降この被災地に
義援金3億円
毎週7名のボランティアを週交代で送り(途切れることなく)
「避難所への炊き出し」
「中古畳配送サービス」
(津波でダメになった畳を集めた中古畳に入れ替えて差し上げるサービス)
その他には
香積寺の住職が持っているラジオ番組(多くの困られた人達を救ってくれるような番組)
が春に打ち切りになるところ
スポンサーを買って出て、月50万円、年間600万円を出資しているとのこと。
城南信用金庫とは東京都と神奈川県のみにしか支店を持たない地方銀行なのである。
だから、宮城のラジオから「スポンサーは~ 」と流れていても誰も知らないし、東北に支店などひとつもない。
会社としてはスポンサーメリットは全くなし。
ではなぜ???
震災に尽力してみえる住職の「有り難い」番組を終わらせたくなかったから。。。です
地方銀行で3億円の義援金を出されたことにも度肝を抜かされましたが、
(日本一の自動車会社と同じ額ですよ)
人道支援も早々に、しかも継続して行ってみえるなんて!!
土曜には役員の方もお二人おみえになられて
日曜日の炊き出しに参加されていた。
行員の方々は皆さん明るく元気でハツラツとして爽やか!で
なんて素晴らしい人達なんだろう!
なんて素敵な会社なんだろう!
って感動してしまいました。
手馴れない手つきでごぼうの皮をそぐ林さん
銀行っていうと金勘定、損得勘定が真っ先にイメージとして浮かぶ。
でも城南さんの経営陣はそうじゃない。
行員の方たちもそうじゃない。
社会のため、人のためにできることを、献身的に行っている。
これが本当の陰徳を積むことなのでしょう!
行員の皆さんは自分の会社に誇りを感じてみえました。
「いい経験させてもらってありがたいです!」って目を輝かせてました。
改めて自分の会社はどうなの?(経営者として)
そう考えさせられました。
城南信金の皆さんにお会いできたこと
いろいろな気づきをいただけたこと
感謝しております。
素敵な出会いをありがとう