社長ブログご無沙汰しておりました。
すっかり初夏になって今日も車の中は本当に暑かった(汗)
こんにちは、小司博基です。
先週ついに震災被災地に赴く機会ができ行ってまいりました。
目的は避難所の炊き出しです。
ひつまぶし・味噌おでん
美味しい名古屋めしを被災者のみなさんに味わっていただき
元気になってもらおう!という企画でした。
3月11日に起こった震災以降
自分にできることを自問自答しておりました。
微力ではありますが実際に現地で活動できたこと
嬉しく思いました。
今回のボランティアのレポートを3回に分けてお伝えしたいと思います。
テレビで何度も目にした津波被害の光景
肉眼で見る現実は本当に声を失うものでした。
震災から2ヶ月経って、
被災地がどのような状況にあるかをお伝えしたいと思います。
「仙台空港周辺」
仙台空港すぐ近くのレンターカー店前にて、右にはお店の基礎だけが残っている。
遠くには巻き込まれた自動車がそのまま。
民家は建物が流されていなくても2階まで破壊されています。
看板塔のトタン屋根に津波が来たことが分かります。
このレンタカー店にはまだ電気も電話も来ていないそうです。
よって、周辺の信号は機能せず
警察官が交差点に立って交通整理をされていました。
「高速道路で石巻へ」
高速に乗るとすぐに、このような酷い惨状が右にも左にも拡がっていました。
名取川周辺は特にひどかった。
本当にがれきの撤去、どこから手を付ければいいのだろう?というぐらい被害の範囲が広すぎます。
「北上川・大川小学校」
宮城県を流れる一級河川「北上川」
大津波はこの河を伝ってしまいました。
橋の3分の1は流されてしまってありませんでした。
北上川のすぐそば大川小学校
周辺は汚泥とがれきの山しか見えません。
あまりにひどい状況でした。
まだ水の引いていないところがいっぱいありました。
津波は108名の児童の内84名の命を奪ってしまいました。
悲しくてしかたないです。
校庭にあったと思われる頭のない二宮尊徳像。
バスに自家用車に消防車、この辺りの車は全て流されました。
大人の衣類に混じって子ども服が
涙が出てきました。
堤防道路もつい最近仮設道路が出来て、ここまで来ることができました。
遺体捜索は完了したとのことでしたが
汚泥とがれきについては手付かずでした。
「石巻市雄勝町」
入江になった港町、雄勝町
ひと山越えて入り口で見たものは
さらに目を覆いたくなる悲惨な光景でした。
一面がれきしかありません
自分の中でこの状況を理解できなくなってしまいました。
大型の観光バスが建物の上に
この雄勝町には入江であることが災いして津波が30mにもなったそうです。
だから丘の上にある3階建てでも助からず・・・
町は全壊滅 でした
山の上の方まで津波が流れてきたことが良く分かると思います。
ここにいたら誰も助かりません。
だれがこんな事態を予測できたでしょうか!
石巻市立雄勝中学校
写真を見て分かるように3階まで水がきています。
本当に町が沈んでしまったんです
この町にひとは住めるのだろうか?
あまりにショックを受け
気持ちを収拾できなくなってしまいました。
震災後2ヶ月が経ち
ここでも遺体捜索は完了したとのことでした。
しかし、復興へはまだ入り口にも差し掛かっていない状況です。
道のりは長い
津波の被害はあまりに甚大であり
復興には莫大な時間と費用がかかるということを
肌身で感じました。
そして被災をしていない私たちに課せられた
大きな担いを思い新たにした次第です。
これからも自分に何が出来るのか自問自答し、 行動に移していきます。
一日 一分でも早い復興へ向けて