気温も20度を超え、
車はクーラーをつけないといられない。
窓を開ければ・・・
それはできないヒノキ花粉にとても弱い小司博基です。
今度の日曜までの公開、
名古屋市美術館で開催中の「ゴッホ展」に行ってまいりました。
前評判もよく、期待に胸を膨らませて入館、
ところが
「あれっ、ゴッホだけじゃないんだ・・・」
しかも沢山他作品が。
入って早々盛り上がった気持ちが拍子抜けしてしまいました。
気を取り直して鑑賞。
観終わって感想としては。
ゴッホの画家としての壮絶な短く濃縮された10年を肌で感じることができて
とても勉強になりました。
(あまりにも知らなすぎたからなんですけど・・・)
時系列で分けてあって
弟テオの手紙を元に、その時々のゴッホの思い、考え方、何に興味があり没頭したのか
そんな人間ゴッホが浮き彫りにされていて興味を引きました。
画家として過ごしたのはピストル自殺をするまでのたった10年なんですね。
それまでに1600枚もの作品を描いたんですから
まさに命を削って画家としての一生を全うしたんだろうなあ。
これ以上は無理だったんだろうなあ。
ゴッホ、『天才』なんだと思います。(いまさらなんですが)
本当の天才はこの世に偉大な遺産をのこし、短かくして命を綴じています。
ジミ・ヘンドリックス、ジャニス・ジョップリン、カート・コバーン・・・
みんな永く生き続けることは不可能だった。
天才たちはカテゴリーは異なるにせよ、
器用に立ち振る舞えず、自我と葛藤しながら
芸術にアイデンティティを注ぎつづけ
新しいアートを創っていく
絵画や音楽も共通なんだなと思った次第です。
晩年に描かれた「アイリス」
最後のコーナーに飾られていました。
『ひまわり』と並び称されるこの作品の前で5分間ほど動けずに対峙しておりました。
ゴッホ展まだの方はぜひ。(あと3日)
名古屋市美術館次の展覧会は『レンブラント』です。
ありがとうございました。