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ポーラ美術館展「印象派とエコール・ド・パリ」に行ってきました

本日の大雪の予報もどこへやら。

 

快晴の土曜日になっています。

 

本当によかった・・・。小司博基です。

先週のこと、

SH3I0021.JPG

ポーラ美術館コレクション展「印象派とエコール・ド・パリ」に閉展すべり込みで行って参りました。

 

ポーラ美術館は、2002年に神奈川県箱根にできた美術館です。

その美術館所蔵のコレクションを名古屋に持ってきた訳です。

 

観に行きたいと思いながらなかなか行けなかったのですが、次のゴッホ展がすぐそこまで。

慌てて行ってきました。

 

もともと西洋の印象派は好きだったので、見逃せなかった。

この展示会は第Ⅰ章『印象派』、

第Ⅱ章『エコール・ド・パリとピカソ』の2本立てとなっていました。

ルノワールの「アネモネ」に始まり、シャガールの「オペラ座の人々」までの全74作品は

本当に見応えがありました。

 

今回私の中で印象的だったのはポール・セザンヌとジュール・パスキンの作品です。

セザンヌの肖像画、風景画、静物画は、黒いはっきりとした輪郭で描かれ、

写実とは程遠いタッチなのに

人も自然も果物も実在の状態、性格、置かれている状況などが

作品から目の中にじんわりと迫ってくる。

 

すごいなあ、この感覚。

20代に観たときとは全然違う感覚。

絵画も小説も音楽も鑑賞する歳によって変わってくるもんだなあと感じた次第です。

 

もうひと作家ジュール・パスキンは、ひょっとして初めて観たかも知れません。

「少女たち」という作品、

裸の少女ふたりがひとりはソファに腰かけ、そのうしろにもうひとりが手をかけている絵。

淡いくすんだ色合いでもやもやしてる。

少女の顔は目はつぶれ、鼻も口もぼやけてカラダの輪郭も不安定。

そんなもやもやした中の少女たちのもつ心や主張をなんだか感じてしまって、

僕が若い頃だったら、きたない絵だなあ で通り過ぎてしまいそうなんだけど

僕の中の心を掻き乱しそうな、とてつもない存在感を感じてしまいました。

 

 

あと印象派のお約束、モネも最高に良かったです。

久しぶりに観た『睡蓮』。

池の中に吸い込まれそうになりました(笑)。

(他を観た後、2回観直しました)

 

全74作品でしたが、150作品あったぐらいの見応えありで

とても満足した展覧会でした。

もっと早く観に行けば、もう一回来れたのに、それが残念です。

 

もう間もなくゴッホ展開幕ですね。

今度は早めに行こうかなと。

 

 

(おまけ)名古屋市美術館おとなりの風景

SH3I0020.jpg

もうすぐオープンの世界最大のプラネタリウム「ブラザーアース」です。

内径35メートルってどんな風なんだろう?

こちらも楽しみです。

 

 

ありがとうございました。

 

 

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