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ヤマザキマザック美術館へ

高山の方では雪が降っているようですね。

あれだけ暑かった夏だったのに、

時期が来れば寒くなる。すごいですね自然って。

 

こんにちは、小司博基です。

今朝は前日の忘年会で車を置いて行ったため、

自転車で通勤です。冷たい風が頬に痛かったです。

 

 

今年4月にオープンしたヤマザキマザック美術館に

ついに行って参りました。

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大きな垂れ幕が印象的な玄関です。

 

美術館は4階と5階の2フロアーからなっていて、

5階の絵画・造形美術の展示からの順路になっていました。

ロココ時代~エコール・ド・パリの時代までの200年間の著名な画家の作品が

その年代ごとに各部屋に展示さてれいました。

 

各部屋の入り口に入ると目に飛び込んでくるのはクラシックな柄のクロス(壁紙)。

レッドの部屋、イエローの部屋、ブルーの部屋・・・

入った瞬間にワクワク感が湧いてきます。

写真を貼ることができないので残念ですが。(著作権の関係で掲載不可とのことです)

 

私は印象派あたりが好きなのですが、

ここにも印象派の代表、モネやシスレーが展示されていました。

モネ、『アムステルダムの港』の海面の光と影の描写はホントすばらしいかった。

また、倉敷の大原美術館で観た『呪われた王』が衝撃的で、

以来大好きなジョルジュ・ルオーの作品もありました、

改めてルオーの太い黒の線で描かれるモチーフに強い存在感を感じました。

 

この絵画の中で一番目に留まったのは

モーリス・ド・ヴラマンクという画家で、今まであまり気にしたことが無かった人でした。

彼の作品『街』にはその場の空気感や悲哀が満ちていて、

その主張にしばらく釘付けになって観ておりました。

彼の他の2作品『花(青)』『水車小屋』もすごかったです。

これからヴラマンクを探す旅に出てみようと思った次第です(笑)。

 

そして、順路は4階へ

アール・ヌーボーフロアーです。

いきなりアールヌーボーの家具で囲まれた部屋があり、

その後さまざまな家具が展示されていました。

これだけのアールヌーボー家具は見たことがありません。

植物や昆虫、動物の有機的なモチーフを造形としてあしらった家具たち、

これはなかなかいい仕事してます!すごい技術です。

大きなトンボが4匹で支えてるテーブルには衝撃を受けました。

また、象眼がすごい!すごい!

お伝えすることはできませんので是非美術館へ脚をお運びください。

 

次に現れたのはエミール・ガレのガラス群。

1個何千万、何百万して、オドロオドロシイというイメージを持っておりまして

正直あまり好きではありませんでしたが、

膨大な数の作品を観て・・・、

それぞれにテーマがあって、有機的なものの表現が緻密に計算されていて

相当な技でもって形作られているものだと感心いたしました。

それだけの値段に値するものだと思いますし、

展示の仕方も素晴らしいのでしょう、とても魅力的に美しく輝いていました。

今までのガレへの概念が大きく変えられました。

 

この美術館、初めて公開される貴重な作品も多々あると聞いております。

私自身観に来て良かったと思いました。

いろいろな発見がありましたよ。

 

まだの方は是非週末にでもどうでしょう。

 

ヤマザキマザック美術館:http://www.mazak-art.com/index.shtml

 

SH3I0029-1.11.jpg

 

ありがとうございました。

 

 

 

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