2017年2月アーカイブ
こんにちは、小司です。
先日インテリア業界の交流会で
あの東京オリンピック2020のエンブレム制作者
野老 朝雄(ところ あさお)氏の講演を拝聴することができました。
まず驚いたのは私と同年生まれ!!(そこかい!)
見た目 日本文化の何かを継承している職人のような出で立ちと風貌で(わかりにくい)
失礼ですがとても年上に見えました(私は48です)
講演のテーマは「個と群」
9・11アメリカ同時多発テロに大きなショックを受けて
世界の断絶を「つなげたい」という願いから
新たなピースマークを考え始めたことが文様制作のきっかになったとのことです。
あのエンブレムにも様々な意味が込められていることはご周知の通りですが
たった3種類の大きさの四角形だけ使って
立体的なフォルムが描かれているのは幾何学的な事実を知れば知るほど
奥深さに感動を覚えます。
その他にも「人」という文字をモチーフに組み合わせた文様も紹介いただきました。
また、講演のあとの懇親会でいただいた名刺にも野老ワールドが展開されていました。
名刺の半分に有機的なデザイン文様が施されていまして
ご本人曰く「つながる名刺」とのこと
それがこちら
(連絡先等は伏せさせていただいております)
名刺を貰った人たちが「つながれる」との意味が込められているそうです。
上下左右どの位相で合わせてもデザインが成立するとのことで
やってみました!
まだすべてのパターンを試したわけではありませんが
とても楽しいです(^^) たしかにどこでも柄がつながります!
ひとつのデザイン「個」が集まって「群れ」となり つながれば
メッセージを発信できたり、ムーブメントになったりする。
人の心を動かすデザインをそこに見ました!
その日は
野老さんの世界を「つなげたい」
という一貫した思想に触れることができた48歳の誕生日でした。
ではまた。
小司