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新発売トミタ和紙壁紙『KOZO Ⅵ』tomita TOKYO発表会に行ってきました
Posted date 2025.03.26
こんにちは。
トミタ和紙壁紙 KOZOコレクション第6作目『KOZO Ⅵ』が発売されました。
KOZOコレクションは1988年、日本の誇る和紙文化を壁紙として伝えたい、という想いから始まり、
世界中から好評を得ている歴史あるコレクションです。
楮は成長が早く毎年収穫出来ること、とても丈夫で時を経て尚美しい風合いがうまれることなどから
持続可能性が全ての事物に問われる今、重要な選択肢として注目されています。
先日tomita TOKYOで開催された『KOZO Ⅵ』の新作発表会へ行って参りました。
その時の様子をご紹介いたします。
西日が差し込む大東京のビル群の中でもKOZO壁紙ディスプレイの美しさが際立つWindowでした!
楮を収穫し、煮てあくや汚れを落とし繊維を柔らかくし、漉いて和紙を作り、染色する。
全ての工程を手作業でおこなわれる素晴らしい工芸品です。
今回の新作デザインにも手仕事でしか表せない魅力が溢れています。
光華(こうか)
このランダムな線は刷毛を何度も重ねることで表現されています。
透き通ったガラスを通り抜ける光が交差しているように見えるデザインは奥行きを感じさせます。
線の角度は職人さんが考えての作業だそうですよ。
堅氷(けんぴょう)
厳冬の粛然とした夜に厚い氷が張った広い湖面に筋が入った様子からインスピレーションを得ています。
和紙にしわを寄せたところに染付しています。
間近で見ると滲みがあり、その表情が水面の氷が溶けはじめた混ざりけのある質感を彷彿させます。
花筏(はないかだ)
絞りで表現された大輪の花デザイン。
日本らしさが溢れていて海外の方には間違いなくとても魅力的に感じて頂けるのではないでしょうか?
ホテルやゲストルームにおすすめです。
朝霧(あさぎり)
因州和紙の里でよく見られる幻想的な朝霧。
二人の職人が同時に刷毛を動かし生み出す濃淡が、澄んだ空気をまとう空間を演出します。
光と水の粒を感じるリラクシングな空間を作れますよ。
甃(しきがわら)
古来から伝わる建築様式のひとつでもある「しきがわら」のデザインを
モダンな空間にも合うように現代的に仕上げました。
tomitaTOKYOの高い壁面と柱に見事に今回の新作デザインの堅氷と水月(すいげつ)が施工されていまいした。
圧巻です!
良い壁紙が背面にあると本当に華やかな空気感になりますね。
トミタのデザイナー様と弊社代表です。
また、海外の各ファブリックブランドから提案されたムードボードの展示もありました。
どのブランドもなんて格好良く、ユニーク! さすがのトップブランドです。
日本人は和紙というと和室にとらわれがちですが、海外の方の発想は全く違いますね。
ムードボードの商品はお取り扱い可能ですので、
求めているインテリアイメージにぴったりという場合にはぜひご相談下さいませ。
KOZOコレクションは和紙という伝統的な手仕事で作られていることはもちろんのことですが、
今回の6作目は作り手のフレッシュなアイデアやモダンなデザインの中から
きっと楽しんで制作されたのではないかという明るさや未来を感じるコレクションでした。
日本の和紙という文化芸術、MADE IN JAPANのものづくりへの価値、
世界では高く評価されている日本の製品をもっともっと誇りを持って日本で展開していきたいですね。
前回のブログでも告知をしていますが、4月17・18・19日には、栄ショールームにて
KOZOⅥ新作特別展示を開催いたします。
18日のトミタ社長による新作発表会には既に大変多くのお客様からお申し込みを頂いております。
誠にありがとうございます。
たくさんの皆様に和紙壁紙『KOZO Ⅵ』の魅力をご覧いただけますよう
ショールームスタッフ一同 お待ち申し上げます。